テント設営時など、ペグ打ちや抜く際に使用するペグハンマー。
さまざまなメーカーから販売されていますが、私がおすすめする特に気になったスノーピーク・村の鍛冶屋・YOGOTOの3社のペグハンマーを実際に使用し、その使用感などを比較してまとめてみました!
ペグハンマーの必要性は?

初のテント設営だった私は「そもそもペグハンマーって必要?トンカチとか落ちてる岩でよくない?」と最初は考えていました。
代用品や、テントに付属していることがある簡易のハンマーなどがあれば、ペグを打ち込むことに関しては代用できるかもしれません。
しかし、代用品や簡易のハンマーは軽すぎたり形状がよくなかったりと、うまくペグを打ち込めない可能性があるようです。また代用品などと違い、ペグハンマーはペグを抜く際にも活躍してくれます。
テントを固定するためには、しっかりとペグを打ち込む必要があります。そうするとペグが簡単に抜けない状態になっているので、撤収作業などの場面ではペグ抜きは必須だといえます。
こういった点から、大変なテント設営・撤収の作業を少しでも効率的にするために、専用のペグハンマーはやはり必要になってくるでしょう。
ペグハンマー 3社を比較!
今回、私はテントを初設営しましたが、その工程の中でスノーピーク・村の鍛冶屋・YOGOTOのペグハンマーをそれぞれ使用し、比較してみました。
ではさっそくご紹介していきます!
スノーピーク(snow peak) ペグハンマーPRO.C

サイズ(約) | 幅35mm × 高さ2900mm × ヘッド長さ120mm |
重量(約) | 670g |
ヘッド材質 | スチール・銅 |
スノーピークのペグハンマーPRO.Cです。
スノーピークの「ソリッドステーク」というペグがあるのですが、この形状をしているペグはさまざまなメーカーから発売しており、大変人気となっています。
その「ソリッドステーク」を簡単に抜けるペグハンマーです。
こういったタイプのペグハンマーはヘッドの取り換え部分が交換可能になっており、取り換えの部分が劣化・破損した場合は、交換部品が販売されているので、新しくすることができます!
価格はだいたい6,000円台となっており、普通のハンマーより割高ですね。

今回使用したものはヘッドが銅製で、重さはありますがとても柔らかいです。この柔らかさが、打撃時の衝撃を和らげてくれます。
実際に、手への負担を相当少なく、苦労することなく打つことができました。また、銅が柔らかいからといって、ペグを打ち込みにくいといったことは全くありませんでした。
それなりのお値段はしますが、やはり品質もよく、高級感があり見た目もよいため不満点は特にありませんでした。
村の鍛冶屋 エリッゼステーク アルティメットハンマー

サイズ(約) | 幅35mm × 高さ303mm × ヘッド長さ102mm |
重量(約) | 550g |
ヘッド材質 | クロームメッキ塗装or黒カチオン塗装 + 真鍮orステンレス |
次にご紹介するのは「村の鍛冶屋 エリッゼステーク アルティメットハンマー」です!
村の鍛冶屋のペグハンマーもヘッドが取り換え可能になっており、真鍮もしくはステンレスから選べます。
真鍮の利点は、打撃時の衝撃を吸収しやすくなっている点です。また、酸化被膜で段々と黒ずんでいくようです。
ステンレスの利点は、錆にくくなっている点です。
取り換え可能部分以外のヘッドは、クロームメッキか黒カチオンの塗装から選択できます。
ここは表面塗装が違うのみで、防錆性能などほぼ変わらないようなので、お好みのほうを選びましょう。

今回使用したものは、黒カチオン塗装+真鍮のヘッドです。
真鍮も銅と同じく柔らかいため、打撃時の衝撃を和らげてくれます。
形状などもスノーピークのペグハンマーPRO.Cと似ていますが、こちらのほうがほんの少し軽いですね。
使用感としては、少し軽い分、スノーピークよりはペグを打つ際に力が必要かもしれませんが、誤差に感じました。
価格も少し安いくらいですね。
また、村の鍛冶屋では+1,000円ほどで名入れができるようなので、自分だけのペグハンマーとして作ってくれるのはうれしい点になっていますね!
YOGOTO ペグハンマー

サイズ(約) | 幅30mm × 高さ300mm × ヘッド長さ110mm |
重量(約) | 610g |
ヘッド材質 | スチール |
最後は「YOGOTO ペグハンマー」です!
価格はスノーピークや村の鍛冶屋と比べて、とても安くなっています。
初心者の方はこちらから入って、ペグハンマーの使用感を実際に体験してみてはいかかでしょうか。

ヘッドがすべてスチールになっており、取り換え箇所はありません。
ペグ抜きの部分はさきほどの「スノーピーク ペグハンマーPRO.C」と似ていますね。全体的には同じシリーズの「スノーピーク ペグハンマーPRO.S」と似た形状になっています。
作りは先に紹介した二つのペグハンマーとは劣りますが、持ちやすさや使用感などの差はあまりないように感じました。
ただ打っていて気持ちよかったのはスノーピークや村の鍛冶屋のペグハンマーでした。
また、衝撃吸収が少ない分、ペグを打ったときに高めの音が響きました。
ですが価格も安く、使い辛さなどは特に感じなかったため、コスパ最強といわれてる点が納得できました!
まとめ こんな方におすすめ!
今回はスノーピーク・村の鍛冶屋・YOGOTOのペグハンマーをそれぞれ使用して比べてみました!
各メーカーの強みを完結にまとめてみると…
■ スノーピーク ペグハンマーPRO.C
・品質・性能・高級感など、上質なペグハンマーを求めている方
・取り換え可能でメンテナンス性も意識する方
■ 村の鍛冶屋 エリッゼステーク アルティメットハンマー
・品質を確保しつつ、名入れなどで自分だけのペグハンマーが欲しい方
・取り換え可能でメンテナンス性も意識する方
■ YOGOTO ペグハンマー
・コスパ重視の方
・初のペグハンマーでとりあえず手にしてみたい方
あなたがペグハンマーを使用する際はどういった点を重視しますか?
今回ご紹介したペグハンマーの中に求めているものがあれば幸いです!
気になるペグハンマーがもしあれば、チェックしてみてはいかがでしょうか?
▼今回のペグハンマーを使用して設営したテントの記事はこちら