こんにちは。
石本と申します。キャンプ初心者です。
とある筋から「煤まみれのオイルランタン」を入手したので、掃除していきます。
プロローグ
このランタンがなぜ煤まみれなのか?それは遡ること数日前・・・・・。

オイルランタンに惹かれていた私は、会社のキャンプマスターYさんを尋ねた。
オイルランタンに興味があるんですが、何かいいものありますか?
ありますよ!!これです!どうぞ持っていってください!
渡されたのは、キャプテンスタッグオイルランタンブロンズ<小>
小ぶりでかわいいのに、ブロンズの鈍い光沢がめちゃくちゃ渋くておしゃれ!
まさに私の理想のオイルランタンだ!!
早く初点火して、シャレオツキャンパーへの第一歩を踏み出そう!!!!Yさん!ありがとう!さすがキャンプマスター!
さっそく燃料を入れよう!

ふむ・・・・・。
ホワイトガソリンはダメで、灯油か、パラフィンオイルを入れたらいいらしい。
パラフィンオイルが何かよくわからないので、とりあえず灯油でいいだろう。
いや、待て・・・・・・。
そういえばこれをくれたとき、Yさんがこんなことを言っていた。
パラフィンオイルに比べて灯油は煤がつきやすいのでやめた方がいいです!
そうなんですか!!!煤が!!それは手入れがめんどくさそうですね!!!

そうだ!
「煤がつくから灯油はやめた方がいい」と、Yさんが!

言っ・・・・・・・

あれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
完全に

闇だ〜〜〜〜〜〜〜〜
もはや、煤がついてるとかのレベルじゃない。
闇すぎてキャプテンスタッグのロゴがボスっぽくなっている。
Yさん、絶対灯油いれたな。
湧き出す怒りに気づかないふりをしつつ、こうして私は闇に染まったランタンを掃除をすることになったのでした・・・・・。
灯油はやめたほうがいいです
まずは現状確認
ランタンの現状を見ていきます。

ヘッドの部分。
少し見づらいですが、少し触れただけでも穴のところから煤がこぼれ落ちてきます。

そして問題のホヤ部分。
元から黒だったのでは?とまで思ってしまうほどの潔い黒さ。

よく見ると燃料口やタンク部分にも汚れがありますね・・・・。

ホヤの上の穴からも煤が見えます。
本体も薄汚れているし・・・・・
もう全体的に汚い
だめだ・・・はやくなんとかしないと・・・・・。
完璧に綺麗にできるかはわかりませんが、せめて素手で持てるぐらい綺麗にしたいなと思います。
掃除開始・・・?

軍手を用意して、煤が落ちてもいいように下にティッシュを敷きました。
これから、ランタンをパーツに分けて掃除していこうと思います。

まず闇の中心、ホヤ部分を取り外したいと思います。
上にある金具を引っ張ると、金具についたバネが収縮してホヤとの間に隙間ができました。
この状態でホヤを奥に押すと、ホヤが取り出せるそうです。やってみます。

おっ!倒れた!
いいですね。
派手に傾いたので、キャンプギアをさわれる人になった気がして、ちょっとだけテンションが上がります。まだ何もしてないんですけど。
いよいよ本体から闇のホヤを外したいと思います。

とれへん
本気で数十分格闘してみましたが、びくともしません。
×型の金具のなかにホヤがすっぽり入ってるんですが、これはどうすればいいんでしょうか?取れる気がしない。
その後いろいろと試行錯誤してみるも、外れていくのはホヤではなく、煤ばかり・・・・・。
私にはホヤは外せないのか・・・・?

このランタンは一生汚いまま使われていくのか・・・・?
・・・・まだだ・・・・
諦めちゃ・・・ダメだ!!!!!


とれました!!!!!!!

×形の金具をズラすと余裕ができて、簡単にホヤが外れると書いてありました。
ホヤの外し方にお困りの方はお試しください。
掃除開始
ようやく闇ホヤを取り外すことができたので、いよいよ掃除です。

いや〜それにしても汚い。
ちょっとトントンしただけで煤がそのへんに降り注ぎます。

中の様子です。
うわぁ〜〜〜・・・・(引)
引いていても仕方ないので、とりあえず近くにあったティッシュで拭いてみようと思います。

おっ・・?!

おお・・・・!!!
ちょっと拭いただけでかなり取れる!!!!
これは・・いける!いけるぞ!!

めっちゃ簡単にとれた
まさかこんなに簡単に綺麗になるとは。思ったよりホヤの闇は浅かったようです。
(とれた煤の量が多すぎたので、下敷きをティッシュからタオルにグレードアップしました)
でもまだ少し曇っているような気がするので、ダメ押しでもう少し綺麗にできないか頑張ってみたいと思います。

「とりあえず汚いものは洗剤で洗えばよくない?」というめちゃくちゃ安直な発想から、洗剤を使ってみることにします。
これは食器洗い用に普段使っている洗剤です。

あっ!!!
見えない汚れがいっぱいでてくる!!!
洗剤すごい!!!!

さっきよりさらにくすみが取れて綺麗になった!!!!!
うれしい!!!!!!!!うれしい!!!!!
闇が完全に消えた!!!!!!!!向こうが透けてる!!!!
ホヤが綺麗になったので、この調子でどんどんいきましょう!
次は本体!

ホヤみたいにきれいにするぞ〜〜!

この空気を逃がす穴?付近が汚いのでなんとかしたいと思います!
外側も煤まみれですが、内側は・・・?

ワ”ッ”!!!
きたな!!!!!!!
きたなレベル星5です。
ここの部分もホヤのときと同じく、ティッシュ→洗剤のコンボで拭き取っていきます。

ウオオオオオオオオオオオ

ア”ア”ァアア”アアア”アア

ハァ・・・ハァ・・・
構造上、この部品は取り外せなさそうだったので、手を突っ込んで煤まみれになりながらの掃除となりました。
元のランタンが小さいのと、掃除しにくい位置だったのでめちゃくちゃ苦戦しましたが、最終的になんとか綺麗になってよかったです。

穴など小さな部分は手では難しかったので、綿棒を使って掃除。
細かい部分まで綺麗にできてなかなかのおすすめ道具でした!
(ただめちゃくちゃすぐ黒くなるので、家に大量に綿棒があるときにおすすめの方法です)

その後も最強の便利道具、綿棒を駆使しながら目に付く汚れを片っ端から掃除していきます。

芯の部分は取り外しができるので、パーツごとにわけて掃除していきます。
ここもなかなか汚い・・・・。

芯のカバー、芯を噛ませる部分、ゴムパッキンに分けられました。

表側はティッシュ&洗剤で拭いて、内側は綿棒でぐりぐりと掃除。

芯を噛ませる部分も同様に洗剤綿棒コンボで対処。

綺麗になりました!!!!!

あとは本体についた煤をぬぐったら・・・・・・

終了!!!!!!!!!
や、やりきったーーーー!!ピカピカだーーー!
素手で触れるーーー!!!!
やったぁー!ったぁーー!・・・たぁー!・・・ぁー!(エコー)
掃除を終えて

一時はどうなることかと思った煤まみれの闇ランタンでしたが、なんとか本来の姿を取り戻すことができました。

元の写真と比較してみると、一目瞭然ですね!
個人的に一番感動したポイントは、ホヤが透明になったことです。
まるで、ホヤの掃除を通して私の心まで透き通ったかのよう・・・・・。
もしかして・・・Yさん、
それを気づかせるために・・・
これを私に・・・・・・?
ありがとう・・・・。
綺麗になるって素敵なことですね。
つい汚れが気になって、かなり細かい部分まで掃除してしまったのですが、ここまでしなくても、ホヤ部分が綺麗になっていれば充分かな〜と少し思いました。(逆に明かりを確保するためにはホヤの掃除は必須だと思います。)
でも、ものすごくやり切った感があるので、時間がある方はホヤ以外もピカピカにしてみてはいかがでしょうか!
大事なことに気づけるかもしれません。

作業したあとの部屋の汚さにも、気づけるかもしれません。
(この後、1時間かけて部屋の掃除をした)